自称「鉄ちゃん」の私ですが、ことの始まりは「十勝鉄道」でした。当時、帯広市児童会館の前に現在愛国交通公園に展示されているキュウロク(19671)、0系新幹線の先頭車のカットモデル(現在池田町)、陸上自衛隊の練習機(不明)とともに展示されていたのが現在帯広イオン西側のとてっぽ通りに展示されている十勝鉄道№4でした。
もともとSLは大好きでしたが、D51やC62程度しか知識がなかった私にはこの№4との出会いは重要な瞬間になりました。帯広市立西小学校(西帯広駅のすぐそば)に赴任し、ゆっくり踏切を通過するDLの姿をよく見るようになりました。貨物駅が近くにあったため、JR貨物の引き込み線だろうと思っていたのですが、よくよく見ると車体に「十勝鉄道」の文字が…。
そんなこんなで、昔の十勝鉄道の路線を調べて巡ってみようと思ったのが、「鉄ちゃん」の始まりです。廃線跡をたどるには古地図が必要です。どうやって手にいれたらよいのかと思い国土地理院のホームページを閲覧していたところ、様々な年代の空中写真がアップされていることを知りました。
いうことで、今回は空中写真の楽しさを皆様にお伝えしたいと思います。今回は上士幌町内の国鉄駅があったところの1947年と1977年の空中写真を元画像のまま掲載します。さまざまな視点からご覧いただければ幸いです。※クリックすると拡大画像が見られます
士幌線跡がはっきり写っています。旧線がどこを通っていたかだけではなく、1947年のぬかびら源泉郷の空中写真では、湖底に沈んだ糠平市街地も確認できます。三股が賑わっていたこともよくわかります。
他にもいろいろな年代の写真が収められていますが、ぬかびら源泉郷、幌加、三股はあまり多く残っていません。興味ある方はぜひ調査してみてください。