2022年4月29日金曜日

糠平小学校所蔵写真紹介 第1回

郷土史好きには何よりものお宝

 令和2年3月31日、校長として最初に赴任した糠平小学校が閉校した日です。校区はすべて大雪山国立公園内。ときには観光の方が訪れることもありました。教室表示は鳥の名前。校鳥は「オオルリ」でした。そんな糠平小学校の書棚には歴史的資料がたくさんあり、また壁には昔の写真がたくさん掲示されていました。そんな貴重な資料を失うわけにはいかない、いつか役立つ日が来ると信じ、すべてデータ化しておきました。

 せっかくの貴重な資料ですので、本ブログにお越しいただいた皆様に紹介させていただきたいと思います。また、私の在任期間中に地域の方からいただいた写真なども掲載して参ります。一気にすべてとはいきませんので、少しずつ掲載して参ります。掲載順はランダムですのでご了承ください。また、写真の題はアルバム説明及び掲示説明をそのまま記載しています。


        ダム完成           ダム完成

          スキー場          ダムの下をくぐって

          さよなら士幌線    スキー場

        さよなら士幌線        さよなら士幌線

        さよなら士幌線        ダム完成


2022年4月27日水曜日

「ほがらかサロン」参加者の方が来室されました

会話がはずめば忘れていた記憶がよみがえる

 4月26日(火)、上士幌町社会福祉協議会が開催している「ほがらかサロン」(概ね65歳以上の町民の方を対象)参加の方が来室されました。

 学習資料室内は研修用として士幌線・北海道拓殖鉄道・音更本流森林軌道、町内各地区の変遷70年(国土地理院空中写真とグーグルアースの画像)を展示していますが、参加者の皆さんに思い出話をしながらご覧いただき、大変うれしく思いました。

 また、十勝・帯広の歴史に関する書籍も自由に閲覧いただきましたが、どの方もご満足いただいたようで安心しました。

 開室が原則月~木の9時から14時なので、郷土史にご興味をお持ちの町民の皆様には不自由をおかけいたしますが、ご了承ください。

研修用資料が役に立つ…こともあるのですね

 ご来室のお知らせをいただいて、この日だけ写真展用に室内配置をかえました。


 あくまでも研修用の展示であり、常設展ではありません。何も展示していない期間もございますので、本ブログでチェックされてからご来室ください。なお、書籍、動画、各種テーマの画像スライドショーについてはいつでもご覧いただけます。

2022年4月23日土曜日

ご要望にお応えするために

 町民の方が来室されました

先日、町内に移住してこられた方が来室されました。上士幌町のことを知るための資料をお探しでした。

現在、学習資料室で所蔵している関係資料は、町教育研究所で発行した小学校3・4年生社会科副読本、令和元年度に発行した「かみしほろ学」シリーズで、その他は私が私的に収集したり編纂してきたもの程度です。

これから業務を進めていく中での参考にさせていただきたいと思い、どんな資料があるとよいのかについて、しばらくお話を聞かせていただきました。

学校での中心は「かみしほろ学シリーズ」

現在は教科書中心に社会科の学習が進められているので、社会科の授業の中で副読本を活用する時間は以前より少なくなりました。そのかわり「総合的な学習の時間」の中で郷土学習を取り入れており、小学校のみならず、上士幌中学校や上士幌高校でも「かみしほろ学シリーズ」を活用していただいています。

私が現職教員だったころ3・4年生を受け持つ機会が多くあり、社会科の教材研究の一環として現地調査をしたり関係機関に研修に出かる中で、郷土史への関心が深くなっていきました。本来の趣味である「鉄道」については、後日の掲載したいと思います。

研ぎ澄まされていた「副読本」

副読本を編集する際に頭を使うのが授業での「取り扱い時数」です。大単元、小単元を何時間で扱うのかということです。見開きの2ページで1時間を基本に考えるので、画像として提示する資料はかなり限定的になります。単元末に「資料のページ」の設定がありますが、それもせいぜい2ページ程度。教科書を参考に作るのですが、なかなか大変な仕事でした。郷土に対する思いが大きければ大きいほど悩みも大きくなるのでしょう。

飾りの分厚い資料より手軽に使える資料作りを目指したい

私の宝である「北海道鉄道百年史」。上中下巻合わせて15cm程の厚さになります。しかし「宝」と言いながら、めったに開くことはありません。よく使うのは特定の分野に特化した薄いものです。ですから書籍を購入するときはシリーズもので特に興味がある数冊ということが多くなっています。

せっかく立派なものを作っても、使ってもらえないのなら意味がない…来室いただいた町民の方とお話しする中であらためてそんな思いが強くなりました。

まずは既存資料のデータ化と使いやすいインデックスの作成

「かみしほろ学シリーズ」、5単元分のみ新規発行した「社会科副読本」、そして現在作成中の「かみしほろガイドブック」…すでに分冊化は行っているので、新たな業務のスタートとしてタブレットやスマホ等でより使いやすくするためのインデックスの作成に取り組んでみたいと思います。

2022年4月12日火曜日

よろしくお願いいたします

学習資料室から「かみしほろ学」に関する情報をお届けします

この度4月1日付で上士幌町教育委員会教育推進課 歴史資料調査研究専門指導員に任命いただきました目黒雅博です。

上士幌町教育研究所と連携し、教育行政の調査研究をはじめ、郷土の歴史資料の収集及び整理、研究資料等の編集など、専門的事項の調査研究を推進します。

主に小中学校の教職員の皆様や児童・生徒向けの十勝・上士幌町に関する情報(学習資料)を提供して参ります。教育委員会スタッフ、そして研究協力員と連携しながら、歴史だけに留まらず様々な分野の情報についても触れていきます。

学習プログラムや学習資料、またご依頼があれば授業のお手伝いもいたします。遠慮なくご相談ください。